睡眠時間は十分取っているのに、「日中ずっと眠たい」悩みを抱えている人に向けて、その原因と解決策をご紹介します。
寝ても寝ても眠たい理由①:低血糖により脳のエネルギーが足りない
低血糖とは血液中の糖が足りなくなった状態のことで、血糖値が70mg/dl以下になることを指します。
身体を動かすためには、糖質、脂質、タンパク質の三大栄養素が必要で、頭と筋肉は基本的に糖質がエネルギー源となり、心臓は通常は脂質をエネルギー源としています。
そのため、糖質が不足すると脳に十分にエネルギーがいかないことで、頭の回転が遅くなり、眠気を引き起こす原因となります。
低血糖を引き起こす原因としては、朝食を抜いてしまうなどの不規則な食生活や、糖質を制限したダイエットなどが考えられます。
糖質が過度に足りないと、しっかりと寝ても眠たくなってしまいます。
規則ある食生活をし、過度な糖質制限をしないようにしましょう。
寝ても寝ても眠たい理由②:自律神経が乱れている
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
緊張や興奮をすると優位になるのが「交換神経」で、リラックスをすると優位になるのが「副交感神経」です。
日中は「交感神経」が優位で、夜中は「副交感神経」が優位になる交互のサイクルが上手く行われることで、眠りの質を高めます。
睡眠前にPCやスマホの明るい画面を見ることや、激しい運動をするような活動は「交感神経」を優位にすることに繋がり、睡眠前に高まる必要がある「副交感神経」を弱めることに繋がります。
そのため、これらの行為は眠りの質を悪くしてしまいます。
せっかく睡眠時間を取って寝ても眠たい状態になるので、睡眠前は交感神経を高める行動は控えるようにしましょう。
寝ても寝ても眠たい理由③:眠気を引き起こすメラトニン不足
夜になると眠気を引き起こす「メラトニン」というホルモンがあります。
これは日光を浴びることで、分泌されるようになります。
逆に言うと、日光を浴びなければ分泌されにくくなります。
毎朝しっかりと日光の光を浴びることで、睡眠がしっかりととれることで、寝ても眠たい状態を解消することが出来ると言えます。
「メラトニン」はサプリでの摂取することも可能です。
飲むタイミングは睡眠の1時間で、日中に飲むと眠たくなってしまうので、注意が必要です。
また、カーテンレールに朝になると自動的にカーテンを開けるアイテムもあるので、こちらもおすすめです。
設置も簡単なので、まずはこちらから試してみると良いかもしれません。
寝ても寝ても眠たい理由④:二酸化炭素の濃度が高い
人が多い会議室で眠たくなる経験はないでしょうか?
その原因となっているのは、二酸化炭素かもしれません。
アメリカでは「二酸化炭素濃度が高いと人は眠たくなる」という研究結果が発表されています。
会議を始める前に換気するなどして、二酸化炭素濃度が高くなることを予防しましょう。
サーキュレーターを使うことで定常的に換気出来るのでおすすめです。
寝ても寝ても眠たい理由⑤:食事後のインシュリン分泌
食事を食べた後、人間は「インシュリン」というホルモンを分泌し、食べ物から血液に取り込んだ糖質を細胞に取り込みます。
血液中から細胞に糖質が取り込まれることで、血糖値が下がることで、眠気を引き起こします。
これは人間の構造上、誰しも起こることなので、眠たくなることは残念ながら避けられません。
対処する方法としては、例えば、白米を玄米に変えるなどの「血糖値が上がりづらい食べ物に変える」ことと「無理せず素直に寝る」ことが挙げあられます。
休み中にご飯を早めに食べて、デスクやトイレで仮眠することで、午後からのパフォーマンスを上げている人もいます。
その際に注意しないといけないのが、30分以上寝ないことです。
30分以上寝てしまうと、深い眠りに入ってしまうので、かえって眠たくなってしまうので、注意が必要です。
仮眠をとるにはこのアイテムがおすすめです。
寝ても寝ても眠たい理由⑥:アルコール摂取
少量のアルコールには脳の興奮を鎮める働きがあるので、寝つきを良くする効果があると言われています。
一方で、大量のアルコールは睡眠の質を悪くします。
アルコールは分解時される時に「アセトアルデヒド」を発生します。
この「アセトアルデヒド」は深い眠りをもたらす「ノンレム睡眠」を阻害します。
そのため、浅い眠り「レム睡眠」が長く続くことで、深い眠りが妨げられ、結果として、質の悪い睡眠となってしまいます。
また、アルコールは抗利尿ホルモンの働きを邪魔するために、寝ている間にもトイレに行きなくなり、目覚めてしまうことがあります。
アルコールを残した状態で睡眠することを避けるためにも、飲酒量はほどほどにし、就寝直前には飲まないようにしましょう。
アルコールの分解を助けるサプリメントをご紹介します。