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ランスタッドの評判は実際どう?利用時の注意点とは?

人材サービス企業のランスタッドは世界第2位の規模を誇ります。日本だけでなく海外にも拠点を持ち、それぞれの国で多くの求人を紹介しています。世界で大規模に展開している企業ではありますが、日本ではあまり名が知られていません。

まだあまり知られていないからこそ、実際の利用者からの評判を知ることがとても重要になります。歴史の長い会社であるため、求人を掲載している企業との連携がしっかりしている、資金力があるといった長所があるものの、実際の利用者の評判はどうなのでしょうか。

ランスタッドの基本情報や利用者からのよい評判・悪い評判、利用する際の注意点などについてご紹介していきます。

ランスタッドの評判や注意点の前に知っておきたい基本情報

ランスタッドはオランダのアムステルダムで1960年に設立されたのが始まりの、歴史のある会社です。日本では1980年にランスタッド株式会社が設立されました。事業内容としては人材派遣サービス、人材紹介サービス、アウトソーシング事業などが挙げられます。北海道から鹿児島県まで93の拠点があり、特に関東に多く集まっています。

ランスタッドは2008年にヴェディオール社と結合して世界第2位の人材サービス企業となりました。その後も複数の企業と経営を統合するなどして規模を大きくしていて、現在は世界39カ国に4700以上の拠点を持ちさまざまな国に進出を続けています。

ランスタッドには大きく分けて5つのビジネス原則があり、細分化すると数は16まで増えます。具体的にはビジネスに関する法律をきちんと理解していること、サービス精神を忘れないこと、公正なビジネスを心がけること、犯罪行為や政治的な利害には関与しないこと、クライアントに喜んでもらうことの5つがビジネス原則として挙げられています。

国連のグローバル・コンパクトにも署名しており、人権や労働に関する原則を支持している信頼できる会社なのです。

ランスタッドの利用者層について

ランスタッドを利用しているのは20代後半から30代半ばの人が6割を占めています。ハイクラスの転職を目指す人が多いので、職場では中堅といわれる立場の年齢層が多いのでしょう。

利用者の年収は300万円から600万円の間の人が8割です。キャリアアップを目指している人が多いことがわかります。年収600万円から年収800万円以上のハイクラスに転職する人もいれば、年収500万円から年収400万円に下げる代わりに休みのきちんと取れる会社に転職する人もいます。

ランスタッドの評判や注意点は?

実際にランスタッドを利用して仕事を探したことのある人は、どのような評価をしているのでしょうか。ランスタッドに対するよい評価としては外資系企業の求人が多いことが挙げられ、悪い評価としてはサポート体制が弱いことが挙げられます。よい評判と悪い評判をそれぞれ詳しくご紹介します。

ランスタッドのよい評判について

・外資系企業の求人が多い
・優良案件が多い
・案件は大手だけではない
・サービスは無料

ランスタッドでは外資系企業の求人が多くあったという声が多く聞かれました。英語が得意な人やキャリアアップを目指している人にとっては相性がよいでしょう。また、キャリアアップやプロフェッショナル転職を目指している人にとって優良な案件が多いです。

大手企業だけでなく中堅企業の案件もあり、会社の規模は小さくても働きやすさや自分のスキルを活かせるかを考慮すると、大手よりも中堅を選んだほうがよい場合もあります。案件が大手だけではないというのはメリットとなるのです。

非公開の求人が80%を占めているので他の転職エージェントでは知ることのできない求人に出会える可能性があります。職種は営業・マーケ系法人、事務系、ITエンジニア系、金融・不動産系など多岐に渡ります。もちろんキャリアアップを目指すだけでなく働き方を変えるための転職も可能です。

ランスタッドはオランダで創業した会社なので、ヨーロッパで主流のワークライフバランスを重視した働き方にシフトするための転職活動が行えるのです。年収は下がっても、休日が増えたり残業が減ったりすれば私生活が充実します。

サービスの利用はすべて無料です。転職活動には交通費やスーツ代などいろいろとお金がかかるので、求人を無料で紹介してもらえるのはとてもありがたいことだといえます。

ランスタッドの悪い評判について

・サポートしてくれるかは担当による
・求人数が少ない
・キャリアがない人には不向き

よい評判が多数ある一方で、転職時のサポートが弱く頼りなかったという意見がありました。また、案件自体は優良であるものの、求人の数が少ないため自分に合う案件を見つけづらかった人もいます。

外資系の求人を豊富に扱っている転職エージェントは他にもあるので、求人数が少ないとランスタッドを利用する価値が薄れてしまいます。不安な場合は複数のサイトに登録しておき、数ある中の一つとして捉えておくとよいでしょう。

キャリアがない人には向いていないとの声も聞かれます。キャリアアップを目的とした人が多く利用するため、求人もレベルが高い人材を求めています。キャリアがなかったり経歴に自信がなかったりする人にはあまり向いているといえないでしょう。どの求人サイトにもよい面と悪い面はあるので、上手に活用することが大切です。

ランスタッドを利用する際の注意点

・サポート体制が弱い
・サイトの雇用形態の確認

ランスタッドは他の転職エージェントのようにサポート体制が整っているわけではありません。担当者にもよりますが、職務経歴書の添削や面接へのアドバイスなどをもらえない可能性があるので期待のし過ぎは避けたほうがよいでしょう。

担当者によっては求人紹介だけでなく職務経歴書の添削や面接のアドバイスをしてくれることもあります。サポートが弱いというのは、よく言えばしつこくないということです。他の転職エージェントだと頻繁に連絡がきてうんざりしてしまう場合もあるので、なるべく自分の力で頑張りたいという人には向いています。

また、希望する条件とは異なる企業を勧められることが他の転職エージェントではありますが、ランスタッドではありません。サポート体制の弱さは、押しつけられることがなく落ち着いた状態で転職活動を進めていけると言い換えればよい点といえるでしょう。

サポートの弱さについての注意点以外に、仕事を探すときの雇用形態をよく確認しなければならないという注意点があります。ランスタッドのサイトで公開されている求人は派遣や正社員などさまざまな雇用形態が混在しています。

正社員を希望しているのに、派遣を募集している企業へ応募してしまう可能性があるため、雇用形態の確認が必須といえるのです。間違いを防ぐためには担当者とこまめに連絡を取ることをおすすめします。サポート体制が弱いとはいっても、必要最小限のやり取りがないと転職活動に支障をきたしてしまいます。

評判に惑わされないで!注意点に気を付ければランスタッドは便利!

サポート体制に期待しない、求人を探すときは雇用形態をよく確認するといった注意点はありますが、便利なところもたくさんあります。派遣先の見学ができることや上場企業の求人があることがメリットとして挙げられます。他にどのような点が求職の際に便利なのか見ていきましょう。

ランスタッドの便利なところ①

ランスタッドでは紹介された派遣先を見学することができます。実際の職場の雰囲気を知っているのと知らないのとでは大きな違いがあります。また、就業について気になる点はコンサルタントに相談することができるため、仕事選びに妥協せずに済みます。

ランスタッドの便利なところ②

ランスタッドにはハイクラスの企業の求人があり、年収800万円以上の管理職クラスでも仕事を探すことが可能です。他の転職エージェントではなかなか見つけられないような求人があるのでハイクラスの人は希望する仕事を見つけやすいでしょう。例えば医療・製薬やテクノロジーなどの業界の求人を探せます。

管理職クラスではなくてもキャリアアップを目指す20~30代の人に向けた求人もあります。特に英語が話せる人に向けて海外営業の仕事を紹介しており、未経験の職種でも紹介してもらうことができます。

ランスタッドの便利なところ③

ランスタッドのサイトには「キャリアHUB」という、転職に役立つコンテンツが掲載されています。スキルアップに関することやエクセル・ワード・パワーポイントに関することまでさまざまな記事があります。

外資系企業の求人が多いこともあり、英文の履歴書の書き方や英語の面接の方法についても書かれているのでとてもためになるでしょう。職務履歴書の書き方など転職の際に必要な情報が揃っているため初めての転職活動でも安心です。

また、ランスタッドを利用して転職を決めた人や派遣スタッフに登録した人のインタビューを見ることもできます。実際にサービスを利用した人の感想を知ることができるだけでなく、担当したコンサルタントのコメントまで読めるのは非常に役立つといえます。

ランスタッドの仕事紹介の流れ

ランスタッドを利用する場合、初めに対面かWeb上で面談を行います。対面を希望すると、ランスタッドの拠点を訪れなくてはなりませんがじっくり相談がしたい人は対面のほうが安心感があります。対面の場合は約1時間、Web上の場合は約30分かかります。

面談では希望する仕事や現在スキルについて情報を共有し、面談後にコーディネーターが共有した情報をもとに仕事を紹介していく流れとなります。

来社の予約もWeb上の面談予約もインタネットを通してできるので、気軽に登録可能です。予約方法は最寄りの拠点を選択し、面談を希望する日時を入力するだけで完了します。面談時には本人確認書類が必要になるので揃っているか事前に確認しておきましょう。

派遣だけでなく正社員や契約社員などの働き方を選ぶことも可能です。他に短期や単発のアルバイトを探すことができます。派遣の場合は扶養内・短期間などさまざまな希望に合わせた仕事の紹介があるので、初めの面談で要望をきちんと伝えた方がよいでしょう。

ランスタッドのコンサルタントのサポート内容

コンサルタントがしてくれるサポートは以下の通りです。

・面談
・仕事紹介
・面接日決定
・内定決定後のサポート

面談では希望する会社の条件などを話し合います。初めての転職活動で不安があるのなら職務経歴書や履歴書の添削をお願いしましょう。担当者によって対応が異なるため、担当者から添削を提案する様子がなければ自分からお願いしなくてはなりません。

希望する会社の条件が定まるとランスタッドから仕事を紹介してもらうことになります。面接を受けたいと思う企業があれば担当者に連絡をしましょう。面接日の調整が行われて、転職活動が本格化していきます。面談の段階と同様に、面接の対策も自分から希望する必要があります。

なるべく転職エージェントに頼りたくない人を除き、基本的にはどんどん担当者を利用したほうがよいです。人材サービスに携わっている人だからこそわかる質問内容などがあるからです。

面接を終え、無事に内定をもらったら就業条件の最終確認や給料の交渉が行われます。内定が決まった後も妥協をしないことで働きやすい環境が整うので、条件に不満がある場合は担当者に連絡しましょう。後で後悔しても遅いため働き始めるまでにしっかり準備をしておくべきなのです。

内定をもらうまでの期間は人それぞれで、正社員を希望しているか派遣を希望しているかによっても変わります。派遣の場合は比較的仕事が決まりやすく、早ければ1か月以内に新しい職場で働き始めることができるでしょう。

仕事を続けながら転職活動をしている人やキャリアアップを目指して慎重に動いている人は1か月以上かかることはよくあります。ランスタッドでは最長でも3か月ほどで転職が決まるとされているので、焦らず地道に活動していくことが大切です。

まとめ

ランスタッドは規模の大きな企業ですが日本ではまだ求人数が少ない状態です。ただし外資系の企業に転職したい人や、転職活動中にあまりアドバイスは受けたくないという人には向ています。求人数はこれから増加していく可能性があるので、登録だけでもしておくとよいでしょう。

 

 

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