ミニマリストに憧れる方も多いですが、その一方で結局は物が買えない貧乏ではという意見もあります。しかし、ミニマリストと貧乏は全く方向性が異なります。この記事では実際にミニマリストと貧乏の違いを紐解きながらじっくりと解説していきます。
ミニマリストは貧乏な人という誤解!実際はその逆でお金持ちほど物が少ない
ミニマリストのことをよく知らないひとは、物が少ないゆえに貧乏な人と思われがちですが、実際は貧乏な人ほど物にあふれている人が多いのです。それは一般的に、部屋に物があることで心が満たされていると感じているからです。また、人間は自分に自信がない場合に、大抵の人は外見で補おうとするため、装飾品や見栄を張るブランド物を購入したりするので、物がない=貧乏人という認識が定着しているのです。本来、ミニマリストの考えは、物がない生活の中でより心豊かに生きるライフスタイルです。そもそもの考えが異なるのです。
ミニマリストは貧乏なのか?ミニマリストと貧乏の違いをじっくりと比較
さて、前章でご紹介したミニマリストと貧乏の相違点について、ミニマリストからの具体的な違いをご紹介します。
ミニマリストと貧乏の違い①:ミニマリストは物を捨てるのを目的にしていない
ミニマリストの生活は物が少ないのが特長ですが、捨てることを目的ではありません。捨てる行為だけを真似してしまった人は、どうしても貧乏に見えてしまいます。本来のミニマリストは、最小限の手元に残こした物にこだわりがある点です。それは決して安物ではなく、自身が最後まで手元に残したいと思える生きるために必要な道具なのです。それは無駄なものは削ぎ落され、1つ1つが選び抜かれたセンスあるものがほとんどです。メディアで取り上げられるミニマリストたちの部屋の写真は、どれをとってもシンプルで無駄がありません。まずミニマリストの本質を学ぶことから始めましょう。
ミニマリストと貧乏の違い②:ミニマリストは安物ばかりを購入しているわけではない
ミニマリストは、物が少ないので物が買えない、安物を買っているというイメージで見ている方が多いのではないでしょうか。実はミニマリストたちが長く使えて愛着がわく物を基準に選んでいるのです。それによって物を大切に使うことができ、その結果、節約につながっているのです。
ミニマリストと貧乏の違い③:ミニマリストは収納上手で整理ができる
ミニマリストに共通しているのは、収納が上手で工夫されていることです。最も顕著に現れているのが、クローゼットの収納方法でしょう。クローゼットには取り出しやすいよう最低限の服が掛けられており、下部の収納ボックスには掛けることができない服がきれいに収納されていることが多いです。クローゼットを有効活用することはミニマリストには必須であり、部屋をスッキリきれいに見せることができるのです。
ミニマリストと貧乏の違い④:ミニマリストは物を大切にしている
ミニマリストに誤解があるようですが、彼らが使うものは長く使える物や自分の好みの物を持っており、良いものには、決して出費を惜しみません。それは良い品質の物は、長く使えるため買い替える必要がないためです。また、自分が気に入っているものを揃えるというのも、長く使える物を大切にするという点は、とても重要なポイントです。
ミニマリストと貧乏の違い⑤:ミニマリストは必要以上にストックを買わない
ミニマリストはいくら便利な良品といえど、必要以上に物を買いません。一方、貧乏な人ほど今しかないと思って安いものを大量に買う傾向にあります。しかし、結局は使い切れなかったり、収納しきれなかったりと部屋に物があふれる原因になるのです。
ミニマリストと貧乏の違い⑥:ミニマリストは時間にゆとりがある
ミニマリストは、物が少ないため時間を浪費しません。例えば、物が散乱していると片付けや整理に時間がかかります。また服が多いとコーディネートに迷い時間を浪費してしまいます。やはり物が必要以上にあることで時間が浪費される原因になるのです。そのようなこともあり、物が少ないミニマリストは、時間を有効に使えるといえるでしょう。
ミニマリストと貧乏の違い⑦:ミニマリストは物がない生活を楽しんでいる
ミニマリストの考え方として最小限の物で生活することで物からの執着から解放され、物が多い状況よりかえって心が豊かな生活が送れるという考え方です。貧乏は、単純にお金が買えないという理由で物がない状態ですが、ミニマリストの場合は自ら選択した上で、物がない状態で生活をしている点が大きく異なります。むしろ物がない生活を快く受け入れているのです。
貧乏から脱却し本来の洗練されたミニマリストを目指すためには?
ミニマリストと貧乏の違いをお伝えしましたが、ではミニマリストたちのライフスタイルは、貧乏といわれる人たちと何が違うのでしょうか。ここではその具体的な事例を挙げて貧乏から脱却するコツとしてご紹介します。
貧乏から本来のミニマリストになるための心得①:収入の管理 家計簿をつける
お金の管理ができることは、無駄な出費も抑えることができるため、最も重要と言えるでしょう。貧乏な方は、管理が得意でないことが多いでしょう。まず基本となる家計簿をつけて、金銭の管理をしっかりとする癖をつけましょう。
貧乏から本来のミニマリストになるための心得②:身の丈にあったお金の使い方をする
少しでも良く見せたいがために着飾ったり、高価なブランドものを購入したりと、見栄を張るための出費がないかを見直さなければなりません。いろんなグループに所属していて、無理をしている自分はいないでしょうか。よく考えた上で、本来の自分を出せる人間関係に絞った方が良いでしょう。
貧乏から本来のミニマリストになるための心得③:ものを適切な場所に置く
ミニマリストたちの生活環境がスッキリと整頓されているのは、物が少ないという前提はありますが、決められた場所に収納することを徹底されているからです。結局ものが散らからないということは、片付けられないストレスや物を失ってしまう事態からの無駄な出費をせずに済むからです。
貧乏から本来のミニマリストになるための心得③:安物は買わない
「安物買いの銭失い」と言いますが、貧乏な人ほど100円ショップで安価なものを購入する傾向があります。しかし結果的にすぐに壊れたり、無くす場合が多く何度も買い直すことでトータルでは出費がかさむのです。一方ミニマリストたちは、安物を購入することを目的にはしません。多少高価でも品質が良く長く使える物を購入します。
まとめ
本記事では、ミニマリストと貧乏をテーマに取り上げてその違いについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。ミニマリストと貧乏がかなりの違いがあることは、解っていただいたでしょう。物があふれる状況は決して心までは豊かにすることでないということをしっかりと頭においていただければ幸いです。