乾燥する季節に大活躍する加湿器ですが、きちんとお手入れをしないとカビや雑菌をまき散らすことになり、逆効果です。
定期的なお手入れが必要となりますが、クエン酸を使用することで汚れをきちんと落とすことが出来ます。
ここでは加湿器のタイプに合わせて、掃除方法をご紹介します。
また、ニオイが気になる場合は重曹を使用することで、解消することが出来ますので、最後にその方法もご紹介します。
加湿器の汚れとは？
加湿器は水を入れて、その水を気化することで水蒸気を発生させ、加湿するものです。
そのため、汚れにくいと思われがちですが、案外汚れています。
水道水を使用するのが一般的ですが、水道数には塩素、カルシウムなどの成分が含まれています。
そのために、水垢、カルキ、カビ、雑菌などの汚れが付き、時間の経過とともにその汚れが蓄積されます。
加湿器の汚れはを掃除しないと危険
汚れを掃除せずにそのまま使用しておくのは危険です。
水蒸気とともに汚れをまき散らしてしまうからです。
特に、レジオネラ菌という雑菌には要注意です。
お風呂場や加湿器で増殖しやすい雑菌で、人体に重篤な症状を引き起こす可能性があります。
定期的に掃除をすることで、心配するに至りませんので、安心ください。
使用状況等で差がありますが、目安は月に１回手入れすればOKです。
加湿器の汚れはクエン酸で綺麗になる
加湿器の種類で掃除方法が異なります。
主に加湿器は4タイプありますので、ご紹介します。
加湿器の汚れはクエン酸で掃除する方法（超音波式の場合）
超音波式は水を超音波で微細な粒子にして加湿するタイプです。
ペットボトルをタンクとした手軽なものもありますが、一方で最も汚れやすいとも言われています。手入れが不十分だと、菌やカビをまき散らすことになりますので、しっかり手入れをしましょう。
タンクは3日に1回は全体を洗うことをおすすめします。
週に1回はフィルターやトレーは全て取り外し洗浄しましょう。
汚れがひどい場合は、『クエン酸液』で1時間程付け置きした後に、歯ブラシやスポンジで洗いましょう。
『クエン酸液』の作り方ですが、水100mlに付き小さじ2杯のクエン酸を混ぜて溶かします。
手で触っても大丈夫なものですので、怖がらなくてOKです。
注意点ですが、タンクの水で残っているものは翌日に使用せずに、毎日入れ替える必要があります。
また、本体に残っている水は全て捨てて、内部をスポンジや歯ブラシなどでこすり汚れをおとすことも忘れずにしましょう。
値段が安い分、お手入れが面倒なのが、超音波式です。
加湿器の汚れはクエン酸で掃除する方法（気化式の場合）
スポンジなどのフィルターに水を含ませて、ファンなどのよって加湿するのが気化式です。
お湯を使わないため、電気代が安く、音も静かであることが特徴です。
その分、メインのフィルターが汚れやすいので、こまめな掃除が必要となります。
1日に1回、タンクに水を少量入れて、振り洗いして中を洗います。
1カ月に1回はフィルターとトレーを掃除します。
これらも、汚れがひどい場合は、『クエン酸液』で1時間程付け置きした後に、歯ブラシやスポンジで洗いましょう。
『クエン酸液』の作り方ですが、水100mlに付き小さじ2杯のクエン酸を混ぜて溶かします。
注意点ですが、超音波式と同様に、タンクの水は毎日入れ替えましょう。
加湿器の汚れはクエン酸で掃除する方法（スチーム式の場合）
加湿器のタンクのお湯を沸かして、蒸気を放出するタイプです。
お湯を沸騰させるのでタンクが煮沸消毒されるので、雑菌が生じにくくなるのが特徴です。
この観点でスチーム式を選ばれる人も多いです。
ただし、上記は高温のため、小さいお子様やペットには注意が必要です。
最近はこの点も、考慮された商品も多いので、筆者個人としてはスチーム式に買い替えることをおすすめします。
気化式と同様にタンクは1日に1回、タンクに水を少量入れて、振り洗いして中を洗います。
これらも、汚れがひどい場合は、『クエン酸液』で1時間程付け置きした後に、歯ブラシやスポンジで洗いましょう。
『クエン酸液』の作り方ですが、水100mlに付き小さじ2杯のクエン酸を混ぜて溶かします。
注意点ですが、超音波式や気化式と同様に、タンクの水は毎日入れ替えましょう。
加湿器の汚れはクエン酸で掃除する方法（ハイブリット式の場合）
気化式とスチーム式を組み合わせてものや、超音波式にヒーターを加えたタイプもあります。
それぞれの長所を組み合わせたものがハイブリット式です。
掃除方法もまさにそれらを組み合わせたものになります。
これらも、汚れがひどい場合は、『クエン酸液』で1時間程付け置きした後に、歯ブラシやスポンジで洗いましょう。
『クエン酸液』の作り方ですが、水100mlに付き小さじ2杯のクエン酸を混ぜて溶かします。
注意点ですが、タンクの水は毎日入れ替えましょう。
加湿器のにおいが気になる場合は重曹で掃除
加湿器のにおいが取れない場合は『重曹煮沸水』を使用しましょう。
『重曹煮沸水』に作り方は、水1Lに対して、大さじ２杯の重曹を溶かして、それを煮沸させます。
使い方はクエン酸液と同じで、1時間程付け置きした後に、歯ブラシやスポンジで洗いましょう。
