プログラミング人気は高まりつつあり、今後は小学生の授業の中でも取り入れられるようになるとも言われています。
プログラミングと一口に言っても、言語は数多く存在しており、各言語によって特徴や難易度も変わってきます。
そんな中で今特に人気のある言語がPythonです。
オランダで開発されたこの言語は、今話題の人口知能(AI)開発やディープラーニング、アプリケーション開発など様々な分野で使用されています。
エンジニアからマーケティング従事者まで幅広く活用できるPythonの知識があれば、今後のキャリアアップにも役立ちます。
Pythonは比較的学びやすい言語と言われてはいるものの、やはりプログラミング初心者が0から自分で学ぶとそれなりに難しさを感じてしまい、結局長続きしないということにもなってしまいます。
そこで活用すべきが、オンラインでの学習コースです。
Pythonを学ぶことのできるコースの中でも、特に人気があるのがPyQです。
PyQは、Pythonを学びたい人専門のプログラミング学習コースであり、他の言語も広く浅く学ぶことのできるコースとは一線を画する、まさにPython専用のコースです。
今回は、このPyQについて、その評判や特徴、さらには注意点について解説していきます。
これからPythonを学ぼうと考えている方は、ぜひ参考にしてください!
PyQの評判はどうなの?注意点はある?
Python専用のプログラミングコースを持つPyQ。
現在では数多くの人が登録し、日々Pythonの学習を行っていますが、実際のところ、その評判はどうなのでしょうか?
以下、詳しく解説していきます。
PyQの評判を確認する前に
PyQの評判について確認していきます。
PyQは受講生から高い評価を得ており、全体の94%が「期待通り」以上の評価を与えています。
とても満足と回答した受講生も7割近くいるため、Pythonを学ぶ環境としては非常に良い学習コースであると言うことができます。
しかし、6%の人は満足していないということも逆に言えます。
不満もしくは非常に不満という意見を持つ人は、どのような点に不満を感じているのでしょうか。
こうした良い点や悪い点について、以下でより詳しく見ていきましょう。
PyQの良い点①
まずはPyQの良い点から確認していきます。
PyQの良い点はまずなんと言ってもオンラインで学習ができるという点であり、仕事や学校などで忙しい方でも、自分のタイミングで学習ができるという点にあります。
場所を選ばずに、ネット環境さえあれば外出先でも学ぶことができるので、近くにプログラミングスクールが無いという人にも重宝します。
PyQの良い点②
また、PyQの良い点として、レベルや目的に沿って学習ができると言うことが挙げられます。
Pythonを学ぼうと考えている人でも、目的は誰しもが同じと言うことはなく、過去に何かしらのプログラミング言語を触ったことがあるという中級者の方から、プログラミングを初めて挑戦するという初心者までいます。
また、Pythonは上記でも解説の通り、多目的で利用することが可能です。
アプリ開発、データ分析等など幅広く活用できるPythonですが、PyQであれば目的に応じてコースを選択することができます。
学習コースとしては、全くの初心者からスタートするこコースとして、「Pythonを学ぼう」というコースがあり、Pythonの動かし方だけでなく、Pythonを行う上での環境についてもしてくれます。
Pythonはどのようにして動くのか、何をすることができるのかということを0から学ぶことが可能です。
プログラミングは、基本的な文法をしっかり抑えておかないと先に進んだときに理解が及ばなくなってしまうことがありますが、しっかり基礎から学ぶことができれば確実にステップアップすることが可能です。
持ちろん、初心者以外のコースも含まれており、アプリ開発やAPI,データ分析も行うことができます。
PyQの学習スタイルは、「写経」と呼ばれるサンプルコードを見ながら実際に自分の手を動かしてプログラミングを行うという形式になります。
内容をあまり理解できなくても、実際にキーボードを打ちながらコードを書くことで、少しずつ理解が深まってきます。
また、解説の内容が非常に丁寧なので、写経する→解説を見て理解する→演習で理解を深めるという流れになっていて、確実にステップを踏みながら学習することができます。
演習では書くステップで学んだ内容を確認できるようになっています。
学んだコースは何回でも学習できるので、復習もしやすくなっています。
PyQの良い点③
プログラミングは、いざやろうと思ってすぐできるものではなく、環境を作ってからスタートする必要があります。
Pythonに関しても同様で、この環境がなければ動かすことができません。
Pythonを動かす環境としては様々ありますが、世界的に最も人気の高い環境として、Jupyter Notebook(ジュピターノートブック)というものを活用します。
Jupyter Notebookは比較的作りやすい環境ではありますが、最初から自分で作るのは面倒という人もいますし、中にはパソコンを触ること自体に慣れていないという人もおり、こうした方は環境構築の段階で断念してしまう人もいます。
この点、PyQは最初から環境が構築されており、Jupyter Notebookの仮想環境が用意されているので、登録して即Pythonを動かすことができます。
もちろん、学習が進んで自らアプリやサービスを開発する段階になったところでは自分で環境を作っていく必要がありますが、スタートのハードルが低いと言う点では、初心者の方にも非常におすすめできます。
PyQの悪い点
上記では、PyQに関しての良い点を確認してきました。
では、逆に悪い点はどこにあるのでしょうか。
まず、無料プランやライトプランでは、どうしてもわからない点があった際に質問ができないという点があります。
これはPyQに限ったことではありませんが、この点がスクールに通って勉強をする場合との大きな違いになります。
また、PyQでは幅広く学習できるコースがありますが、各コースをまんべんなく行うには、有料プランに契約する必要があります。
「無料で学べる」という点を売りにしているPyQですが、無料で学べることのできる範囲は非常に限られています。
本格的にPythonの勉強をしたいのであれば、確実に有料プランを利用する必要があります。
ちなみに、料金プランに関してはライトプランと個人スタンダードプランがあります。
料金は、前者が月額3,040円、後者が月額8,130円となっています。
両者の違いについては、Python学習サポートがあるかないか、という点になります。
上記で、無料プランとライトプランでは質問をすることができないと解説しましたが、個人スタンダードプランではスタッフに質問をすることができます。
各コースの解説はかなり丁寧にされていますが、どうしても腑に落ちない部分がある場合にスタッフに質問を行うことで、理解を深めながら学習を進めることができるというのが大きなメリットですが、学べるコースの数はライトプランも個人スタンダードプランも同じです。
倍以上の値段差があるので、個人スタンダードプランを利用する場合には、とにかく質問をたくさんすることをおすすめします。
PyQに対する実際の評判
上記で、PyQの良い点と悪い点について見て来ました。
以下では、PyQを利用した人の実際の評判について見ていきます。
- 学習コスパが高い
PyQの利用料金は、最も高額な個人スタンダードプランでも8,000円ほどとなっています。
プログラミングスクールでPythonを学ぶとなると、スクールにもよりますが1ヶ月換算で10万円以上かかることもあります。
もちろん、プログラミングスクールに通うことでマンツーマン指導を受けたり、実際のエンジニアから教えてもらえるというメリットはありますが、継続できなかった時のリスクは高いと言えます。
この点、PyQであれば格安で利用することができるので、Pythonを始めるハードルが非常に低くなっています。
ですので、まずはPyQでPythonに挑戦してみて、改めて極めたいと思った時にスクールを利用するということもできるので、スタートとして利用するのに最適と言えます。
- 学習コンテンツが豊富
上記でも解説しましたが、PyQは非常にたくさんのコースを利用することができるので、まんべんなく、また目的に合わせて自分に合った内容を学習することができます。
Pythonを使って機械学習や統計・データ分析を行う際には、数学的な知識も必要になってきます。
PyQでは、Pythonの文法の他にも数学的な考え方についても学ぶことができるので、しっかりと基礎を身につけることが可能です。
- 環境構築不要なのが嬉しい
プログラミングを行う上では、それを行うために必要な環境を設定する必要があります。
この点PyQでは、最初から環境が設定されているので、登録した段階ですぐにコードを書くことができます。
環境設定が面倒で断念してしまう人が多いのもプログラミングの特徴ですが、ユーザーへの配慮がしっかりされているというのは嬉しいところです。
- 転職支援サポートがないのが不満
プログラミングスクールに通うのと、PyQのようなオンラインプログラミングサービスを使うことの違いの特徴として、転職支援サービスがあります。
プログラミングスクールの殆どは、コースが修了した段階で転職もしくは就職のサポートを行っており、面接対策やポートフォリオの作成、提出の仕方などを細かく指導してくれます。
PyQにはこうした制度は無く、自分でスキルを身に着けたら、転職・就職活動は自分で行う必要があります。
プログラミングスクールの場合、企業とも提携していることから良質な求人を見つけてくれるというメリットがありますが、PyQにはありません。
しかし、やはり価格の面で考えればそれは仕方ないことと言えます。
あくまでもPyQではPythonに必要なスキルを身につけるということが目的になるので、そのへんは割り切って取り組むようにしましょう。
評判以外でPyQ利用にあたって注意すべき点は?
PyQの特徴や評判について解説して来ましたが、それ以外でなにか注意する点はあるのでしょうか。
以下では、PyQの利用に際して意識すべき点について解説していきます。
PyQの内容が全てではない
PyQでは幅広いコースが用意されており、まんべんなく学習を行うことが可能です。
しかし、プログラミングを学ぶことの最終的な目標は、自分でプログラミングコードを書いてサービスの開発を行うこと、もしくは分析できるようになるということです。
PyQで用意されているのは、あくまでも教科書的なサンプルコードであり、将来的にPythonを使って仕事を行う上では、ここで学んだ知識を応用していく必要があります。
ですので、PyQのコースを修了したからといってPythonに関してマスターしたというわけではなく、むしろこれからPythonを使って仕事をしていくための準備が整ったことを意味します。
終わって満足するのではなく、ここで得た知識を最大限に活用しなければ意味はありません。
誰しもがマスターできるわからない
スクールではなくオンラインで学習するということで、目的を達成できるかできないかは、その人の努力にかかってきます。
良質なコースが用意されていたとしても、解説をちゃんと読まない、たまにしかやらないというのでは成長を感じ取ることはできません。
毎日コツコツと努力できる人が最終的には成功できる人であり、PyQではいかにこうした個人の努力ができるかが大事になります。
まとめ
数あるPythonのオンラインコースの中でも、PyQはPythonに絞ってコンテンツを提供するという独自のスタイルを持っています。
それ故に内容もかなり深い部分まで学ぶことができ、努力を重ねればそれにしっかりと応えてくれるサービスです。
気になるという方はまずは無料プランから開始し、興味が膨らんだら有料プランに移転するという流れで取り組んでみてはいかがでしょうか。