近年、ミニマリストとして活動している人が多く目立つようになりました。このミニマリストとは必要最低限の持ち物で生活する人たちのことを指します。必要最低限といっても、実際には人によって個人差があります。
ただし、ミニマリストから学ぶことは多く、ムダの省いた生活を送っているため自然と断捨離効果もあるんです。また、物だけではなく行動や家での導線も効率よく補うことができます。
この記事では、ミニマリストの家はいったいどのようになっているのか、また節約の考え方についてお伝えします。
ミニマリストの家はシンプルイズベストが主流
先ほどもお伝えしたように、ミニマリストは必要最低限で生活している人のことをいいます。ここで重要なのが「自分にとって必要な物は何か?」をわかっていないといけません。物がない生活がいかに良いのか、探っていきましょう。
必要なものを必要な分だけそろえる
ミニマリストの家を見てみると決まってシンプル。本当に物が置いてない場合がほとんどです。場合によっては、通常の家ならあってもおかしくない家電製品すらない人もいます。
たとえばテレビはどうでしょう。テレビがなかったら生活に支障が出るかというとそうではありません。今の時代スマートフォンを持っている人がほとんど。さらにパソコンも持っていれば、スマートフォンとパソコンを繋いでテレビを見ることだってできます。
このように、一つ一つ考えていくと実はなくても生活できるものって沢山あるんです。家にある物を「本当に必要かどうか?代替は可能か?」という事を考えれば、不要な物は沢山出てきます。
この集大成がミニマリストの家として確率されていくんです。よって極端にシンプルに見えるかもしれませんが、理にかなった持ち物だけとなっています。
どうしても譲れないものは無理に断捨離する必要はない
なかには趣味で収集しているものは手放せないという人もいます。その場合は無理に断捨離する必要はありません。収集したもので心が癒されるのなら、それは立派な「必要な物」です。ミニマリストだからといって、すべての物を断捨離する必要はないんです。
まずは生活に本当に必要かどうか、またそれがある事によって自分の心はどう動くのかまで考えて選別するのがおすすめです。
家の導線はミニマリストから学ぶとムダがない
ミニマリストは決して物が少ないだけではありません。家の導線(家の中で行動する動き)に関してもムダを省いています。これにより必然的に時間も短縮され、その分趣味の時間に当てたり仕事に当てたりと、時間までも効率的に使うことができるんです。
それでは導線のポイントについてもみていきましょう。
ミニマリストは「物」ではなく「行動」もムダを省いている
ミニマリストは行動のムダも必然的になくしています。物があふれていると、どこに締まったかわからなくなる事ありませんか?きちんと整理していても取り出すのに時間がかかったりします。
しかし必要最低限であれば、このような行動が起こる事はありません。着なくなった服がクローゼットやタンスにしまい込んでいると、服を探すだけでも苦労します。たった荷物を減らすだけでこのような行動をなくし、自然とストレスも軽減されていくのです。
日々の家での同線を考えるだけでグッと物は減らせる
家の中の行動は、日々そんなに変わるものではありません。断捨離をするうえで、自分の行動を見直すだけでも、物を減らす手助けをしてくれます。家庭がある人だと、食器が必要以上にあることないですか?もちろん気に入った食器だから手元に置いてあると思いますが、当分使った事がない食器も沢山ありますよね?大量の食器を重ねて収納していると、取り出すだけでも一苦労。だったらいつも使う食器だけを置くようにするとベスト。
また日用品などは、テーマごとに置く場所を決める。これだけでも実は整理整頓され、不要な物が見えてきます。洗剤など、安かったからとストックを置いている人も多いですよね。でもこのストックを取りに行くのも導線を考えればムダな行動に繋がります。
ミニマリストは必要な物だけを置いておくというスタンス。ストックを把握しきれなくてムダな買い物も増えるので、なくなってから購入するのがおすすめです。
色を統一するだけでも節約!そして効率的になる
家の中は色を統一するだけでも節約になるのはご存知ですか?色の統一は、買い物をする上でもっとも重要なポイント。食器にしろ洋服にしろ、自分のカラーを決めて買い物をすればムダな物を買わなくて済むんです。
特に洋服は、色を決めておくだけでクローゼットの中も見やすくなり、服の把握をしやすくなります。つまり時間の短縮にも繋がるんです。
たとえ品物がダメになったとしても、同じテイストの物を購入する場合でも、ポイントを定めているので目移りしにくくなります。お金の節約にも繋がるのでぜひ試してみてください。
まとめ
ミニマリストの家は単に物がないだけでなく、生活をする上で行動も時間もお金もすべて効率よく回るような仕組みになっています。実際に断捨離で物を捨てるとき、いつか使うかもしれないと保管しておく事も多いでしょう。しかし、半年や1年使わなかった物は、これからも使う出番は少ないです。
思い切って断捨離すれば、清々しい気持ちになり家で過ごす時間も楽しくなりますので、ぜひ検討してください。