一家に一台ある家電に「冷蔵庫」があります。冷蔵庫は食べ物を冷やせたり、凍らせたりできるので保存に便利ですよね。特に夏場は気温が高いため、食べ物を常温で放置すると腐ってしまうこともあります。そんな便利な冷蔵庫ですが、家に必要ないと考える方もいらっしゃいます。それが「ミニマリスト」です。今回は、ミニマリストとは何か?なぜ冷蔵庫無しでも大丈夫なのか?ご紹介したいと思います。
ミニマリストに冷蔵庫は不要?
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まず「ミニマリスト」とは何なのか、簡単にご紹介します。ミニマリストとは「身の回りの物を必要最小限にし、自分に必要な物だけに囲まれることで豊かに生きられる」という考え方を持つ人のことを指します。現代は大量生産・大量消費の時代で、何でも手軽に手に入るようになりました。それゆえに、自分が必要ではない物も買ってしまったり、身の回りに置いてしまうことが多いです。その身の回りの物を精査し、豊かに生きられるように整理するのがミニマリストです。
今回は「冷蔵庫」に注目しましたが、ミニマリストにとって冷蔵庫は不要な物の部類に入ります。しかし、冷蔵庫があれば非常に便利なので、物を減らすことにこだわりがないミニマリストは多くの方が持っている家電です。
一人暮らしであれば冷蔵庫がなくてもOK
一人暮らしの場合、食事を好きなように変えられるので、冷蔵庫がなくても生活できるでしょう。また、一人暮らしの場合は「しっかりした食事」というよりは「食べられればいい」という食生活になりがちなので、健康面では少し心配がありますが、冷蔵庫のことを考えると持たなくていい理由になります。しかし、同棲中の方や家族がいる方については、他の人を巻き込むことになるので冷蔵庫なしの生活はあまりオススメできません。
冷蔵庫を処分するミニマリストとは?
ミニマリストは「豊かに生きる」ということを目的に、物を減らしています。その「豊かさ」は一人一人ものさしが違うので、冷蔵庫が必要・不要ということを一概には言い切れません。しかし、ミニマリストのなかには冷蔵庫を処分する方もいらっしゃいます。
外食中心の生活
冷蔵庫を処分するミニマリストの特徴として「自炊をせずに、外食中心の生活」ということが挙げられます。全ての食事を外食で済ませている方は、家で自炊することがないので食材を保存するための冷蔵庫はいらなくなります。または、コンビニのご飯で毎日過ごす方も冷蔵庫はいらない場合が多いでしょう。何かを食べるためには基本的に外出しなければいけないことや、毎日外食をしていると相当なお金がかかることがデメリットとしてあります。しかし、用意や片付けなどに時間を取られないので、時間を有効活用したい方にはいいかもしれません。
節約志向
冷蔵庫は常に庫内を冷やしているので、四六時中稼働しています。そのため、電気代がずっとかかっていることになるのです。大きい冷蔵庫になればなるほど、電気代は高くなるでしょう。冷蔵庫を持たないようにすれば、その電気代がかからなくなるため、節約につながります。また、冷蔵庫がない場合でも買ってきた食材を使い切ったり、常温保存ができる食材を選べば、自炊することができます。外食をするよりも自炊をしたほうが節約になるので、冷蔵庫を持たずに自炊すると最も節約できるでしょう。自炊する度に買い物に行く必要があるため少し手間はかかりますが、会社帰りや学校帰りによれば良いだけなので、そこまで苦にはならないと思います。
クーラーバッグで代用
冷蔵庫の代用として使えるのが「クーラーバッグ・クーラーボックス」です。保冷効果があるので、冷蔵庫と同じような働きをしてくれます。ここで嬉しいのが、クーラーバッグやクーラーボックスは電気を使わずに使えるということです。電気代を気にすることはありません。しかし、クーラーバッグなどで食材を冷やす場合、保冷剤や氷などが必要になりますよね。氷に関してはスーパーでもらうことができます。その氷をクーラーバッグに入れておけば、簡易冷蔵庫のできあがりです。また、夏場になれば、凍っているドリンクも販売されています。これを保冷剤代わりとして購入してもいいですね。溶けた後はドリンクとして飲めるので、一石二鳥です。どうしても冷やさなければいけない物を購入した場合は、この簡易冷蔵庫を使って冷やしてみてください。
まとめ
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ミニマリストにとって冷蔵庫は必要か不要か、ご紹介しました。
冷蔵庫は当たり前のように一家に一台あるものです。しかし、一人暮らしの方はほとんど使っていない場合もあります。特に、一人暮らしの男性は食材がほとんど入っていないこともあるのです。そのような場合、冷蔵庫を持っていると無駄な電気代をかけていることになります。節約のためにも、冷蔵庫を手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。少しの間、冷蔵庫のコンセントを抜いて冷蔵庫なしの生活をしてみると、新たな景色が見えるかもしれません。