「ミニマリスト」という考え方を知っていますか?ミニマリストとは、身の回りの物を必要最小限にして生活をするという考え方のことを指します。ミニマリストになるタイミングは人それぞれ違いますが、生まれてからずっとミニマリストの考え方の人はほとんどいないでしょう。普通の生活からミニマリストの生活に切り替える場合、身の回りの物をミニマル化するために処分しなければいけません。そんな時、処分するのに一番悩むのが「家電」です。家電は生活するために必要な物が多く、価格も高いのでなかなか処分できません。今回は、ミニマリストがこれは持っておくべき、またはこれはいらないという家電をご紹介します。
ミニマリストによって持っている家電は違う
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ミニマリストと一括りにしても、一人一人によって必要だと思う家電が違うため、「これは要らない」「これは要る」というように家電を分けることはできません。まず言えることは、ミニマリストは家電を持っていないわけではないということです。
ミニマリストだから家電を持っていないわけではない
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ミニマリストは、身の回りの物を必要最小限にする考え方を指しますが、厳密に言うと足りない言葉があります。ミニマリストとは「身の回りの物を必要最小限に減らし、自分に必要な物だけに囲まれることで、豊かに生きる」という考え方なのです。大量生産・大量消費の現代では、手軽に物を手に入れられるため、身の回りに必要不必要関係なく物が溢れていることが多いです。そのなかから、自分に必要な物だけを精査し、無駄な物をなくすことで豊かに生きられるということが本来のミニマリストの考え方なのです。しかし、世の中では「物を減らす」ということだけに注目され、物を減らすことが目的のようになってしまっています。あくまでも、物を減らすのは豊かに生きるための「手段」なのです。
ミニマリストにとって必要な家電とは?
ミニマリスト一人一人の考え方が違うことをご理解いただけたと思います。その前提がある上で、ミニマリストにとって必要な家電とは何なのか、ご説明したいと思います。
情報収集できる端末
現代は「情報社会」と言われており、情報が全てを支配している世の中です。そのため、情報収集ができる端末は必ず必要になります。情報収集ができる端末で一番便利なのはスマートフォンとパソコンでしょう。スマートフォンは今や一人一台は持っている端末です。情報収集だけでなく、電話やメール、SNS、ゲーム、地図など多くの機能を持つスマートフォンは一台で何役もこなしてくれるので、ミニマリストの強い味方です。また、パソコンはノートパソコンが好ましいです。デスクトップのパソコンのほうが安いですが、持ち歩きができないという大きなデメリットがあります。パソコンはスマートフォンと似ている部分が多いですが、エクセルやワードなどの機能はパソコンでしかできません。ミニマリストはフリーランスで働いている方も多いので、ノートパソコンは仕事をする上で必要不可欠になるのです。
温度調節ができる家電
「温度調節ができる家電」とざっくりと書きましたが、クーラーや暖房などを指します。「温度調節なんかしなくても、我慢すればいいでしょ」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、寒さ・暑さは限度を超えると「死」に繋がります。最近の夏場では、家にクーラーや扇風機などがない多くの方が熱中症で命を落としています。また、寒さは人間の免疫力を低くさせてしまうのです。このように、温度調節ができる家電は人間が生きるために必要なものになります。もし、クーラーや暖房などをなくすと、確実に生活レベルが落ちますよね。これでは、ミニマリストの目的である「豊かに生きること」を果たせていません。快適に生活ができるように、温度調節ができる家電は持つようにしましょう。
ミニマリストにとって不要な家電とは?
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ミニマリストにとって必要な家電を2つご紹介しました。それでは、逆に「これは確実に不要!」という家電を1つご紹介します。
テレビ
テレビは1950年代後半に、洗濯機・冷蔵庫と並んで「三種の神器」と呼ばれていました。その時代は当たり前ですがネット環境は無く、ラジオしか情報を収集できる物がなかったため、映像を見られるテレビはとても重宝されたのです。しかし、現代ではテレビは不要な家電になっています。
テレビは完全に「娯楽」のための存在ですよね。ニュースやバラエティ、ドラマなど自分にとって特に必要ではない情報ばかりが流れています。しかし、番組の内容は面白いため目を奪われ、ただ時間が流れていってしまうのです。現代では、スマートフォンが普及しているため、必要な情報を必要な時に調べられ、アプリで見たい番組だけを見ることができます。つまり、スマートフォンを持っていれば、テレビは必要ないのです。今まではテレビが一家に一台あるのが当たり前という「常識」に捉われて、テレビを家に置いている方が多いと思います。しかし、ミニマリストになる場合は迷うことなく捨てて大丈夫な家電なのです。
まとめ
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ミニマリストにとって必要・不要な家電について、ご紹介しました。
家電は現代では当たり前ですが、昔はないものでした。つまり、家電はなくても生きていけるのです。ミニマリストを突き詰めれば、家電ゼロの暮らしもできるかもしれません。しかし、「豊かな暮らし」ができる程度に家電を持っているほうが、快適な生活ができるでしょう。家電を処分することに迷ったら、一定期間その家電を使わない生活をしてみるといいかもしれません。自分に必要な家電だけを残して、ミニマリスト生活を快適に過ごしましょう!